菱沼八王子神社

八王子神社の創立は不詳ですが1705年(宝永2年12月(江戸時代中期、元禄に続く時代)に再建され、1928年(昭和3年7月25日)に再度再建されました。
本殿は神明造り、拝殿は権現造で建築されています。

境内のご案内

手水鉢(ちょうずばち)

正面に「漱盤(そうばん)」と刻まれています。
この二文字は、神社にお参りをする前に、手を洗い、口をすすいで、身を清めるためのきれいな水の入った大きな器を意味します。
この手水鉢は、1830年(文政13年:江戸時代後期)4月吉日に当地、菱沼村の大黒屋儀兵衛並びに酒名屋増五郎の両名により、奉納されました。
(写真の右側は手水鉢の右側を写したものです。)

狛犬

1864年(元治元年)(慶応の前の時代)造立です、茅ヶ崎市内27基のなかでもっとも古いものです。
願主は、当村 大八木喜右門 と 江戸小石川 長堀検校 です。
この狛犬一対が同じように、江の島弁天様にも奉納されています。

道祖神

1894年(明治27年1月)(日清戦争の始まった年です)建立です。「道」の字体が「衢(ちまた)」の隷書体となっています。
記紀神話で、天孫降臨の場面で天の八衢において猿田毘古神が先導「道案内」したので「道祖神」と同一視されています。
碑にはこの字が用いられています。茅ヶ崎市内ではここだけです。

大鳥居社号額

この額は1921年(大正11年1月)に寄進献納されましたが翌1923年(大正12年9月1日)の関東大震災により倒壊したものです。
幸いにして一人の怪我人もなくこの鳥居が身代わりになったと言い伝えられています。

タブノキ

松林小学校の設立に伴い境内へ移植されました。
茅ヶ崎市景観重要樹木第2号です。
市内の代表的な植生であるタブノキが大木となり、地域の鎮守の目印となっていることで2010年(平成22年)3月26日に指定されました。

灯籠

灯籠には、「別当 長福寺」があります。神仏習合の時代の名残が残っています。

賽銭箱

この賽銭箱は、古い鳥居の廃材を利用して作られています。